むくみ解消効果が高いトウモロコシ

むくみ解消効果が高いトウモロコシ

黄色いツブツブがおいしいトウモロコシ、初夏が旬の野菜で、茹でたてにかじりつくのがおいしいですね。冬になると暖かいコーンスープを楽しむ方も多いのではないでしょうか。トウモロコシは甘味があって太りそう、と思われるかもしれませんが、意外にも利尿効果が高く、むくみ解消に向いている野菜なのです。今回はトウモロコシの栄養や選び方、美味しいレシピをご紹介します。

トウモロコシとは?

米や小麦とともに、世界三大穀物ともいわれるトウモロコシ。実は正確な原産地は解明されていません。しかし、メキシコやボリビアなどの中南米付近で、今から約8,000年前にトウモロコシが栽培されていた痕跡が発見されています。
また約7,000年前にはすでに焼き畑農業も行われていたことが確認されており、古くから人々の食生活に欠かせない農産物であったことをうかがい知ることができます。
その後トウモロコシは南北アメリカへと伝えられ、大切な農産品として広く栽培されるようになり、15世紀後半になると、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、スペインをはじめ世界各国へと広がるきっかけとなりました。
日本へはヨーロッパを経由して1500年後半に伝えられましたが、本格的な栽培が始まったのは、明治時代にアメリカから種子が持ち込まれたことがきっかけです。北海道を中心に栽培され、全国で食べられるようになりました。
トウモロコシがほかの農産品と違うところは、食用としてだけではなく、家畜の飼料として、でんぷんのりやバイオエタノールの原料などとして、幅広く利用されているところにあります。

トウモロコシの栄養価は?

甘味があるトウモロコシは、糖質だけではなく多くの栄養素を含んでいます。
ここからは、トウモロコシに含まれる栄養素や薬効を見ていきましょう。

① 糖質

糖質はとても大切な、私たちのエネルギー源です。素早く消化・吸収されて1gあたり4kcalのエネルギーを生産し、利用されます。そのままの形で体内に貯蔵される量は少なく、余剰分は脂肪として蓄積されます。
茹でたトウモロコシの可食部100gあたり15.5g含まれています。

② ビタミンB1

水溶性ビタミンの一種、ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変え、疲労回復を助け、糖質が唯一のエネルギー源である脳神経系を健康に保つ働きがあります。
ビタミンB1が不足するとエネルギーを十分に作り出すことができず、だるさや食欲不振などの症状や、脳・神経系がうまく働かなくなり、しびれや動悸などを起こすことがあります。江戸患いといわれた脚気は、人々がビタミンB1の豊富な玄米食をやめ、精白米を食べるようになったために発生しました。
茹でたトウモロコシの可食部100gあたり、0.12mgのビタミンB1を含んでいます。

③ ナイアシン

ナイアシンは水溶性のビタミンB群の一つです。糖質、たんぱく質や脂質からエネルギーを産出する働きを促し、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。ナイアシンが不足すると食欲不振、消化不良や皮膚がうろこ状になる皮膚炎、認知症などを引き起こすことがあります。
茹でたトウモロコシの可食部100gあたり、2.2mgのナイアシンを含んでいます。

④ カリウム

カリウムは主に私たちの細胞内液に含まれ、過剰に摂取したナトリウムを排泄し、むくみを解消して血圧を正常に保つ働きがあります。また、近年の研究ではカルシウムが骨に沈着するのを助け、骨粗しょう症予防に一役かっていることがわかってきました。
茹でたトウモロコシの可食部100gあたり、290mgのカリウムが含まれています。

⑤ マグネシウム

マグネシウムは体内でエネルギー代謝にかかわる酵素の働きを促し、また、たんぱく質の合成をする働きがあります。ダイエットや美肌にとても効果的で、美容に欠かせないミネラルとして注目を浴びています。
茹でたトウモロコシの可食部100gあたり、38mgのマグネシウムを含んでいます。

トウモロコシの選び方

とうもろこしは鮮度が落ちやすい野菜の一つです。できるだけ入荷して間もないものを選びましょう。また、全体がふっくらと丸みを帯びて、瑞々しくきれいな緑色をしているもの、ひげがついたままの場合はひげが多いものほど実入りがよく、先が茶色くなっているものが完熟している証になります。

トウモロコシの加熱方法

皮つきで購入した場合は、皮を2枚程度残してむき、そのまま電子レンジ500Wで5分程度加熱します。途中上下を返すとむらなく加熱できます。軸側を1cmほど落とし、先の方から絞り出すようにすると、皮とひげを同時に取り除くことができます。
皮なしの場合は湿らせたキッチンペーパーとラップフィルムでくるみ、同様に加熱します。

トウモロコシの加熱方法

トウモロコシのおすすめレシピ

【トウモロコシの唐揚げ】

鶏肉でおなじみの唐揚げ、トウモロコシで作ってもおいしいですよ。

【材料】
・トウモロコシ   1本
・にんにく     1かけ
・しょうが     1/2かけ
・しょうゆ     大さじ1
・卵        1個
・片栗粉      適宜
・揚げ油      適宜

【作り方】
① トウモロコシは生のまま皮をむき、厚さ1cm程度の半月切りにします。

作り方①

② しょうが、にんにくをすりおろし、しょうゆ、卵とともにボールに入れ混ぜ、①のトウモロコシを入れてよく混ぜ、30分程度味をなじませます。

作り方②

③ ②のトウモロコシをたれから引き揚げ、ビニール袋に入れて片栗粉をまぶす。

作り方③

④ 180℃のサラダオイルで2~3分揚げます。

作り方④

トウモロコシレシピまとめ

梅雨時期の湿気が多い時期に、普段よりもむくみやどんよりとした頭痛を感じる方は、水毒といって体のなかに余分な水分が溜まっている場合があります。
トウモロコシは可食部にもむくみ解消効果が期待できますが、ひげもきれいなトウモロコシが手に入れば、一旦乾燥させて熱湯を注いでお茶として召し上がってみてください。甘い香りいっぱいの、利尿効果が高いお茶を作ることができます。梅雨時期や夏の蒸し暑い時にも上手に利用して少しでもさわやかな気持ちでお過ごしくださいね。

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