花粉症に良い食材 レンコン|おいしい料理の簡単レシピをご紹介

花粉症に良い食材 レンコン|おいしい料理の簡単レシピをご紹介

花粉症に良いといわれる食材はいろいろとありますが、レンコンもそのひとつであるということが、大学の研究で示されています。

レンコンはどんな食材?

レンコンはハスの地下茎が泥の中に長く伸びて肥大したものです。花を楽しむハス(スイレン)と、基本的には同じ植物ですが品種が異なります。観賞用のハスは花の色や種類も多くきれいな花を咲かせますが、レンコンの成長は良くありません。食用のハスではレンコンは太く成長しますが、花のつきは悪くなります。

レンコンの種類

レンコンは在来種と中国種の2種類に大別できます。どちらも古く中国から伝わってきましたが、明治以降に入ってきた色白で太く、肉厚な種類を中国種と呼びます。中国種に対して在来種は細長く、やや茶色がかった色をしています。中国種よりも肉質がやわらかくて粘り気が強く、糸を引きます。現在は中国種が主流で在来種はあまり栽培されなくなっています。レンコンは通年で市場に出回っていますが、本来の旬は9月ごろから冬の間です。

レンコンの穴

レンコンは水底の泥の中に埋まっています。泥の中にはレンコンに必要な酸素が少ないため、レンコンに穴を開けていることで水上の空気が届くようになっています。そのためレンコンの穴は、葉の気孔から葉柄、そしてレンコンまで続いています。レンコンの穴の数は中央に1個、その周囲に8~9個あるものが一般的です。

薬膳としてのレンコン

レンコンの節の部分は藕節(ぐうせつ)と呼ばれ、漢方薬として用いられます。藕節は血の巡りを改善し、特に婦人科系の処方箋で使用される漢方です。
薬膳でレンコンには、体内の熱を冷まし、体の渇きを潤す働きがあるといわれます。肺の働きを高めて、のどの渇きや痛み、咳や痰の改善に良いとされます。血行促進の作用がありますが、絞り汁には止血の作用もあるといわれます。

レンコンの栄養素

ビタミンC

レンコンはビタミンCを多く含みます。レンコンのビタミンCはデンプンに包まれているため、加熱しても壊れにくいといわれています。疲労回復や感染症予防などに役立つと考えられます。また、皮膚や粘膜にも大切な栄養素で、シミやそばかすなどの肌荒れ・肌の老化防止にも有効です。

カリウム

カリウムは、体内でナトリウムとともに、体液の浸透圧のバランスをとる働きがあります。摂り過ぎたナトリウムを排出し、血圧の上昇を抑制する効果が期待されます。カリウムが不足すると、むくみや高血圧、けいれん、倦怠感、食欲低下などの症状があらわれることがあります。通常、摂り過ぎたカリウムは尿中に排出されますが、腎機能が低下している場合は、腎臓に負荷をかける可能性があるため、注意が必要です。

食物繊維

レンコンには水溶性食物繊維と不溶性の食物繊維の両方が含まれています。レンコンの粘りの成分はムチンという水溶性の食物繊維です。ムチンには粘膜を保護して潤す働きがあることから、口腔内や喉、鼻などの粘膜を保護することで、風邪やインフルエンザなど感染症の予防や、花粉症の症状を緩和するために役立つと考えられています。

タンニン

ポリフェノールの一種で、一般的に「アク」と呼ばれる成分のひとつですが、高い抗酸化作用があります。レンコンの切り口が黒くなることがありますが、これはタンニンが原因のひとつです。レンコンに含まれるタンニンには、腸の粘膜や血管を収縮させる働きがあるといわれています。

花粉症に効果的な食べ方

レンコンの粘りの成分であるムチンと、ポリフェノールの一種であるタンニンには、体内のIgE抗体の働きを抑制する効果があり、炎症物質の分泌を抑制することで花粉症の症状を軽減すると考えられています。ムチンはオクラや山芋などのネバネバ食材にも含まれますが、比較的粘りが少ないレンコンにも豊富に含まれています。ネバネバした食品が苦手な人でも摂りやすく、少量のレンコンで多くのムチンを摂取できます。花粉症の症状を緩和するには1日40gを目安に、毎日2週間以上食べ続けると効果があるといわれます。またタンニンは水に流れ出てしまうため、下処理として酢水や水にさらす場合は5分以内を目安にしましょう。変色が気にならない料理の場合は、切った後に水洗いするだけで大丈夫です。また、レンコンには不溶性の食物繊維も豊富に含まれているため、便秘改善の効果も期待できます。腸内環境を整えることは、花粉症の症状を緩和する効果を高めます。

レンコンの選び方

丸ごと、または節ごとで販売されている場合は、表面につやがあり傷がないものを選びましょう。ふっくらと太く、重みのあるものが水分を多く含み新鮮といえます。保存は乾燥しないように新聞紙で包み、保存用のポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。使いかけはラップで包み、野菜室で保存しましょう。カットして販売されている場合は、断面や穴の中が変色していたり黒ずんでいないものを選び、できるだけ早く調理して食べましょう。

レンコンのレシピ

花粉症の症状軽減のためには、毎日食べるのが効果的です。簡単で作り置きができる定番レシピ「レンコンのきんぴら」の作り方をご紹介します。

レンコンのきんぴら

レンコンのきんぴら

【材料】(2人分)

・レンコン    180g
・ごま油     小さじ1
・酒       小さじ2
・みりん     小さじ1
・砂糖      小さじ1
・醤油      小さじ2
・白炒りごま   適量
・七味唐辛子   適量

【作り方】

1.レンコンは皮をむいて1~2㎜のスライスにします。レンコンが太い場合は、1/2または1/4に割って食べやすい大きさのスライスにします。

作り方1

2.スライスしたレンコンはボールに水を入れ、何度か水を変えて洗います。レンコンの変色が気になる場合は、5分程度水にさらしてから洗いましょう。
3.レンコンをザルにあげ、よく水気をきっておきます。
4.フライパンにごま油を入れて火をつけ、温めます。
5.レンコンをフライパンに入れて中火で炒めます。レンコンの水気がよく切れていないと油がはねることがあるので、気をつけましょう。
6.レンコンに透明感がでてきたら、酒、みりん、砂糖を入れて混ぜ合わせます。

作り方6

7.全体に混ざったら、醤油を入れて混ぜながら炒めます。
8.汁けが少なくなってきたら白ごまを入れます。今回は白ごまを使いましたが、黒ごまでも大丈夫です。

作り方8

9.汁気が減って、レンコンに味がよく絡んだらできあがりです。お好みで七味唐辛子をかけてください。

※見た目や食感が気にならなければ、レンコンを洗った後、汚れや傷みのある部分を取りのぞき、皮をむかずに調理しましょう。栄養素の損失を減少できます。

レンコンレシピのまとめ

つらい花粉症の時期を乗り切るために、規則正しい生活と栄養バランスのとれた食事は基本です。さらに腸内環境を整え、免疫システムを正常にする働きのある食品を摂ることは、花粉症の対策に有効といえます日常の食事の中に上手に取り入れていきましょう。

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