柔らかい新玉ねぎで血液サラサラ

柔らかい新玉ねぎで血液サラサラ

春になると白くて柔らかく、瑞々しい新玉ねぎが野菜売り場の店頭を賑わせますね。ツンとした辛味が少なく、生で食べるとシャキシャキ、炊いて食べるとトロリとした食感が楽しめます。普段から食べている玉ねぎとはどこが違うのでしょうか?今回は玉ねぎの栄養価やおいしい食べ方などをご紹介します。

玉ねぎの品種、新玉ねぎと玉ねぎの違いとは?

春になると店頭に並ぶ、薄く淡い色の皮の新玉ねぎ、通年見かける赤茶色の皮の玉ねぎとはどう違うのでしょうか?
玉ねぎにはいくつかの種類があります。まずは市場に良く出回るものを中心にご紹介します。

・黄玉ねぎ

一年を通して入手できる玉ねぎ。収穫後に乾燥させてあるので、長期保存できます。辛味が強いものが多いので、生食する際は水にさらして辛味を抜くとおくとよいです。

・白玉ねぎ

収穫後すぐに出荷されるので水分が多く、また、甘味があるのが特徴。新玉ねぎやサラダ玉ねぎとして販売されています。生食用として食べることが多いですが、煮物にすると、短時間でとろとろと柔らかく炊き上げることができます。
2月~5月ごろまで出回ります。

・赤玉ねぎ、紫玉ねぎ

表面に赤紫色の色素の層があります。辛味が少なく、白玉ねぎ同様サラダやマリネに向いています。赤紫色の色素は目に良いといわれる抗酸化物質、アントシアニンです。
パソコンやスマートフォンなどの見過ぎで目が疲れている時にはこの玉ねぎを選ぶとよいですね。
インドカレーによく使われているのも、この玉ねぎです。

・葉玉ねぎ

特別な品種ではなく、成長途中の、まだ玉ねぎの玉が膨らみきる前の1月頃に収穫したものです。肉厚なネギのような葉をヌタにしたり、すき焼きの具にしたりして楽しみます。

玉ねぎの栄養価は?

① カリウム

カリウムは体内の過剰なナトリウム、水分を体外へ排せつする働きがあり、むくみの解消、血圧の安定、脳卒中の予防に効果があります。また、カルシウムの沈着を促し、骨粗しょう症を予防することが確認されています。玉ねぎ100gあたり150mgのカリウムが含まれています。

② ビタミンB6

ビタミンB6は水溶性ビタミンの1種で、食事から摂取するほか、腸内細菌の働きにより体内でも生成されています。食事で摂取したたんぱく質からエネルギーを生産し、筋肉や血液の生成を行い、皮膚炎の予防を担っています。玉ねぎ100gあたり0.16mgのビタミンB6を含んでいます。

③ 銅

銅は鉄から血液中のヘモグロビンを合成するのを助ける働きをしています。また、さまざまな酵素の成分として、体の酸化・老化防止の働き、骨の形成を助ける働きをしてあいます。

④ アリシン

アリシンは玉ねぎやネギ、にんにくなど、ネギ科の植物独特の香りを放つ硫黄化合物で、ビタミンB1の吸収を促進し、その働き(糖を分解してエネルギーを産生し、脳神経系を正常に働かせるとともに疲労回復を促す)を高める役割をしています。ビタミンB1が豊富な豚肉と併せてとるとよいですね。
また、血液をサラサラにして、血栓ができるのを予防し、動脈硬化、脳卒中、狭心症などの予防を行います。

⑤ ケルセチン

主に黄玉ねぎの皮に含まれるポリフェノールの一種で、活性酸素を除去する働きがあります。また、傷んだ血管内皮機能を改善することで血管をしなやかにして、血液の流れがよくなります。
血流がよくなると体の隅々まで酸素や栄養素が行き渡り、肌荒れの改善や冷え、関節痛の緩和にも効果が期待できます。
さらに、血液中のコレステロール値を下げ、血糖値上昇を抑制する働きがあります。

⑥ オリゴ糖

オリゴ糖はブドウ糖、果糖などが数個結合してできた少糖類の一種で、やわらかな甘さは感じますが、体内で分解されることなく大腸まで届き、ビフィズス菌の餌となって腸内環境を整える働きをします。

新玉ねぎの選び方と保存方法

傷みやすい新玉ねぎは下記のような点を注意して選びましょう。

・表面に傷がなく、張りがあるもの。
・重みがあり、触ると全体が固く締まっているもの。
・首と根の部分が小さく締まっているもの。

通年見かける黄玉ねぎほどは日持ちがしないので、1週間程度で食べきれる量を購入しましょう。
保存する場合は風通しのよい冷暗所においておきます。

おすすめレシピ 新玉ねぎのトロトロ煮

【材料】      2人分

新玉ねぎ      小2個
出汁        300cc
みりん       大さじ1
しょうゆ      大さじ1
かつおぶし     15g

材料

【作り方】

① 新玉ねぎは皮をむいて下側に十字の切り目を入れる。大きすぎる場合は一口大に切る。
(このとき、根の部分を切り落とすとバラバラになってしまうので、茶色くなっている部分のみを削り取る。)

作り方①

 

② 鍋に出汁、①の玉ねぎ、だしパックまたはキッチンペーパーで包んだかつおぶしを入れ、火にかける。沸騰したら弱火にして、玉ねぎが柔らかくなるまで煮る。

作り方②

③ みりん、しょうゆで味を調えて器に盛り、かつおぶしを天盛りにする。

作り方③

まとめ

私たちのとても身近にある玉ねぎ、生でサラダに、煮物や天ぷら、炒め物にと、出番がない日を探すのは難しい、という方もおられることと思います。私たちの体に良い成分もとても多く、できるなら毎日少しずつでも取りたい食品です。
傷みやすい新玉ねぎは、今回ご紹介した煮物のほか、まとめてスライスして市販の甘酢などでマリネにしておくとすぐに食べられて保存もきき、便利です。ぜひお試しくださいね。

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