美肌効果が期待できる豚バラ肉

美肌効果が期待できる豚バラ肉

牛肉よりもお財布に優しい豚肉、和洋中さまざまな料理に利用でき、週に何度も食卓に上る、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は私たちに身近な豚肉にどのような栄養価が含まれているのか、また、豚バラ肉のおいしさをシンプルに味わえる関西風のお好み焼きの作り方をご紹介します。

豚肉とは?

私たち日本人はいつごろから豚肉を食していたかをご存じでしょうか?
考古学者、西本豊弘氏の論文によると、日本では弥生時代の遺跡から、イノシシではなく、豚と確認できる骨が出土しており、すでにこの頃から養豚が行われていたことがわかっています。また、骨の特徴や解体方法から、日本で独自に飼育されるようになったのではなく、稲作文化とともに家畜を飼育するという文化、農耕儀礼などもあわせて渡来人により伝えられたということです。
その後、仏教の普及により肉食が禁じられるようになると、豚肉を食べる習慣はなくなっていきました。再び私たちの食卓に上るようになったのは江戸時代頃のことで、かの15代将軍徳川慶喜は豚肉が大好物だったということです。
日本国内の生産量は1990年度をピークに減少傾向にあり、それに伴い輸入量が増えてきています。国内の生産量では、九州地方が最も多く、次いで関東・中部地方内陸部、東北地方と続いています。

豚バラ肉とは?

豚バラ肉とは、腹側の、ちょうどあばらの部分にあたります。塊で購入すると、脂肪の面と反対側に斜めにくぼんだ溝がみられますが、これは肋骨を取り除いたくぼみになります。くぼみの部分にあるべき肋骨がついたままのものを、スペアリブと呼びます。
また、脂肪と赤身肉が3段の層になっていることから、「三枚肉」と呼ばれることもあります。
脂肪分は多いものの、しっかりと脂抜きしてから時間をかけてじっくりと炊くと、とろけるように柔らかくなることから、豚の角煮として利用されます。また、淡白な白菜と豚バラ肉を幾重にも重ねて作るミルフィーユ鍋は、豚バラ肉の旨みを上手に生かした食べ方の一つですね。
脂身の旨みを生かす加工肉としては、ベーコンがあります。適度な厚みに切り、じっくりと弱火で焼いたベーコンは香ばしく、カリカリとした食感もおいしさの一つです。

豚バラ肉の栄養とは?

① 脂質

大きく分けて、脂質には、オリーブオイルやゴマ油のような植物性のものと、ラードやヘッドのような動物性のものがあります。
脂質は三大栄養素のうちの一つで、体内で作り出すことができない必須脂肪酸を多く含み、とても大切なものですが、1gで9kcalと、とても高カロリーです。そのため、取り過ぎないように工夫する必要があります。
豚・大型種のバラ肉100gあたり、35.4gの脂質を含んでいます。

② たんぱく質

たんぱく質は三大栄養素の一つで、標準的な成人の場合、体重の約1/5を占め、筋肉や血液に含まれているだけではなく、エネルギー源としても利用されています。また、常に分解・生成を繰り返しているため、毎日取り続ける必要があります。
豚・大型種のバラ肉100gあたり、14.4gのたんぱく質を含んでいます。

③ ビタミンB1

水溶性ビタミンの一種、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変え、疲労回復を助け、糖が唯一のエネルギー源である脳神経系を健康に保つ働きがあります。また、皮膚や粘膜の健康を担っています。
豚・大型種のバラ肉100gあたり、0.51mgのビタミンB1を含んでいます。

④ ビタミンB6

ビタミンB6は食材に含まれるたんぱく質からエネルギーを生産したり、皮膚、筋肉や血液を生成したりすることにかかわっています。そのため、不足すると口内炎、湿疹ができたり、貧血が見られたりします。
豚・大型種のバラ肉100gあたり、0.22mgのビタミンB6を含んでいます。

⑤ ビタミンB12

ビタミンB12は水溶性ビタミンの一種で、葉酸と共に働き、血液中のヘモグロビンの生成にかかわり、また、脳から出る神経の伝達を正常に保つ働きがあります。
豚・大型種のバラ肉100gあたり、0.5㎍のビタミンB12を含んでいます。

⑥ コラーゲン

コラーゲンは真皮の中に含まれ、網目状になって肌を内側から支え、ハリや弾力のもとになっています。また、軟骨にも含まれて関節の動きを滑らかにし、スムーズな体の動きを支えています。
そのほか、血管壁や骨を構成する成分にもなっており、動脈硬化や骨粗しょう症の予防にも役立っています。

おすすめメニュー【関西風お好み焼き】

お好み焼きで有名なのは関西風、広島風ですね。今回は関西風のお好み焼きをご紹介します。具材には豚バラ肉とエビを利用しましたが、文字通り、「お好み」で、イカや牛スジ、また、トマトやアボカドを入れているお店もあります。その時手に入る、お好きなものでお作りくださいね。
【材料】   直径18cm程度のもの2枚分
・薄力粉     120g
・出汁      100cc
・卵       2個
・山芋      100g程度
・青ネギ     1束
・キャベツ    200g
・紅生姜     適宜
・豚バラ     4枚
(お好み焼き用)
・エビ      4尾
【作り方】
① 山芋は皮をむいてすりおろし、青ネギは小口切り、キャベツ、紅生姜は粗めのみじん切りにしておきます。

作り方①

② エビは殻をむいて背ワタを取りのぞきます。
③ ボールに薄力粉をふるい入れ、出汁、卵、①の山芋のすりおろしを加えてダマにならないようによく混ぜます。

作り方③

④ ②に①の青ネギ、キャベツ、紅生姜を入れてよく混ぜ合わせます。
⑤ フライパンまたはホットプレートにサラダオイルを敷き、お好み焼き1枚につき豚バラ肉を2枚、①のエビを2尾のせて③を半分ずつ流しいれ、8割がた火が通れば裏返し、反対側も焼きます。

作り方⑤

⑥ 皿に盛り、ソース、マヨネーズを塗り、鰹節や青のりを散らします。

作り方⑥

まとめ

カロリーが気になりつつも、脂の旨みも捨てがたい、豚バラ肉を頂くときは悩みますね。
塊の豚バラ肉は脂身の面に格子に切り目を入れ、多めの油でじっくりと焼き、そのあと1時間程度弱火で煮込むと、かなり脂肪分を落とすことができます。
出汁としても利用できるほど旨みが強い部位なので、上手に利用しておいしさを堪能してくださいね。。

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